オータムコタム、山から小僧がやってきて・・・
芸術の秋、食欲の秋。
深まる秋にちなんで、ロピュマガジンは
とりあえず、第二弾「秋特集」を打ち出したいと考えまする。
私はこの秋という季節からが本番、
かき入れ時と申しまししょうか、収穫期と申しましょうか。
なんといいますか、いよいよ持って調子が出てまいります。
映画、音楽、文学、なんにしても秋はその宝庫でございまして、
ネタはつきませぬ。
アヴァンポップかエキセントリックか、
はたまたシュールにキッチュにバロックなどなど、
特異なジャンルネタを豊富に取り揃えてはいるのですが、
何も、変わったもののばかりを前面に
推しだそうとは思ってはおりません。
至って普通の感性だって持ち合わせているのございます。
とは言いつつも、結局、書き始めれば
やはり人が見向きもしないものや、陽の当たりにくいもの、
不思議なものばかりに目がいく習性からは逃げおおせませんが・・・
とはいえ、それが個性であり、自分本来の道なのですから。
なので、せめても、ここに掲げる大義名分だけは
スタンダードに「秋」の装いで参りたいと、
そう思うのであります。
◆秋の高揚彩りしものタッチ
- 田舎者とは言わせないカントリーミュージックの魅力
- 移ろいの秋に思う、神業バードマンの錬金術・・・アンディ・ゴールズワージーの世界
- 中秋に考メリエス、素晴らしき哉シネマジシャン・・・ジョルジュ・メリエス『月世界旅行』をめぐって
- 幾つになってもオペラの灯は消えず・・・ダニエル・シュミット『トスカの接吻』をめぐって
- 一足早くノーヴェンバーステップをふむふむと・・・武満徹のこと
- 塔がたっても薹はたたない、永遠のバベルについて喋ってみよう・・・ブリューゲル『バベルの塔』をめぐって
- 飽きのこない拡張子ozu.・・・小津安二郎『小早川家の秋』をめぐって
- 妄想転じて、禁断の趣味への序奏を奏でよう・・・森村泰昌『全女優』をめぐって
- 魂の空きに入り込む愛憎の母と娘。ソナタに何が響くのか?・・・ベルイマン『秋のソナタ』をめぐって
- 文学から映画へ、革命はいつだって横滑りするものである・・・ロブ・グリエ『快楽の漸進的横滑り』について
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