飲食関連グッズ

コースター コレクション

コースターに関する蘊蓄をこれからご披露いたそう、などというやつが必ずしも頭のいい面白い人間だと、間違っても思わないでいただきたい。コースターとは、飲み物の下に引く、受け皿、ならぬ、受け紙である(コルクやラバーのものもあるが)。よって、あくまでも、縁の下の力持ち、所詮その程度の代物である。とはいったものの、飲食店、とりわけ、アルコール類を提供する店においては、ひそかに、店の顔、看板とまではいかぬが、それ相応に、重要なワンポイントであることは、間違いない。

一応、元はお茶用の茶托であり、西洋のティーソーサーから来たもので、グラスに合わせて飲み物の下に敷くのは、あくまで水滴を受け取め、「輪染み」を防ぎ、テーブルを守るという名目で使用されたのが始まりというのが、一応その蘊蓄である。今、居酒屋なりBARで、運ばれてきたドリンクを直にテーブルに置くような、そんな店は野暮であり、あくまでも雰囲気を醸すだけとはいえ、この受け皿が、その店の看板に多少なりとも品を添えていることに異論はない。店内のインテリア、およびBGMがいくらしゃれていようが、コースターがなおざりの店にいって、アルコール片手にリラックスする気にはなれない。などというと、このスノッブめが、とおとがめをうけるやもしれぬ。しかし、そのコースターが店の小顔であるという、ひとつの安心感(自己満足)は、仮にも店をかまえる身だしなみ、程度に考えるのが飲食経営道、乙な経営者ではあるまいか?

難しく考える事はない。ないからと言って、特に困る事など何もないと言われればそれまでのこと。とはいえ、販促品目において、コースター需要の多さを考えれば、やはり、基本として、コースターの存在意義はそれなりに確立されているといえよう。

そこで、デザインがある。
スタンダートなものでいえば、形は丸か四角。材質は紙、もしくはコルクというのが一般的であろう。印刷手法によって、得意不得意は当然ある。それによりデザインにバリエーションが生じるが、そこにこだわるというのが一つの粋だと思うのである。

ペーパーコースター

コルクコースター

変形コースター