THE BRATLES音楽

THE BEATLES コーラスの話

ただ一つだけ、触手が動くことだけを言うと 曲の良さとコーラスワークが 自分の中ではビートルズ嗜好の入り口であり、 いまだ、ずっとひっかかっているということだ。 その関係を音楽的に語ろう、というのでもない。 ただ、そのハーモニーを聞いているだけで ワクワクさせられるということが書きたいだけである。 それらは一括りになって魅力を構成しているように思う。

我が家の春の定番セレクション:其の壱音楽

我が家の春の定番セレクション:其の壱

ここに列挙する音楽は、もう身体にしみこんでしまってるものばかりだ。 だから、書を捨てて街に出よう、じゃないけど 音楽を捨てて街にでたところで、その刻印は消えることはない。 でもねえ、やっぱり音楽は必要だから 聴いていたいという思いは変わりませんね。 そして、音楽とともに、季節感を楽しみたい。 ただそれだけさ。

『㊙︎女郎責め地獄』1973 田中登映画・俳優

田中登『㊙︎女郎責め地獄』をめぐって

趣ある本物の浄瑠璃を伴って、 のっけからなんとも風情漂う石畳の上に書かれたクレジットがいい。 真っ赤な字のタイトルは『㊙︎女郎責め地獄』 カメラが真俯瞰で追いながらタイトルバックが次第に赤く染まってゆく。 そこからいよいよ岡場所に入ってゆくあたり、 じんわり痺れる傑作の予感漂うオープニングである。

花と蛇 1974 小沼勝文学・作家・本

小沼勝『花と蛇』をめぐって

その原点は、「ポルノ度」の極めて高い小沼勝の手によって 換骨奪胎された、この『花と蛇』によって始まったと言えようか。 日活ロマンポルノ界のマリリン・モンローと言わしめた 谷ナオミとのコンビによって 薄暗い渦中にも、堂々陽の目を見た重要な作品である。 この『花と蛇』を見て、谷ナオミに胸をときめかせたという、 今や中年以降であるはずの紳士たちも多かろうと思う。 あるいは、その筋の道に引き込まれたマニアもまた 少なからずいるのであろう。