ひとりんぴっく
いま、つまらない論争で時間を費やすよりも、 一曲でも、一枚でも良質な世界の音楽を 自由に聴く時間を大事にしたいと思う。 日本という狭い国の、偏狭な教育にさらされている子供たちが こうした素晴らしい世界に出会うきっかけになれば、 もっと人類は豊かなものになるはずだ。
いま、つまらない論争で時間を費やすよりも、 一曲でも、一枚でも良質な世界の音楽を 自由に聴く時間を大事にしたいと思う。 日本という狭い国の、偏狭な教育にさらされている子供たちが こうした素晴らしい世界に出会うきっかけになれば、 もっと人類は豊かなものになるはずだ。
常々、音楽というものに癒され、励まされ、楽しみをもらってきた以上、 この切実な問題から目をそむけられはしない。 よって、ここはひとり部屋で爆音で音楽を聞いて、 いろんなモヤモヤを吹き飛ばしたい。 そんなこんなで、勝手に爆音リストなるものをつくってみた。 あくまでも、大きな音を競うわけではなく、その音楽を聞いて高揚するために そのひとつの方法として、爆音で聴く、ということを設定してみただけである
カリブ海の島国トリニダード・トバゴ共和国で発明された楽器で、 国民楽器に認定されているほど、浸透している。 トリニダード・トバゴのポートオブスペインで毎年行われるカーニヴァルでも 多くのスティールパン奏者が参加し、賑わいをみせるというが、 近頃では、いろんなポップ・ミュージックの楽曲のなかからも 頻繁に聞こえてくるようにようになった。
「夏の扉」というキーワードで真っ先に思い出したのはなぜだか松田聖子「裸足の季節」である。正直、聖子ちゃんファンであったこともないし、曲がとくに好きだったというわけでもないのだがやはり、同時代意識というものがどこかですりこ...
夏といえば青い空、白い雲。 雲ひとつない空もいいですが、雲はちょっとしたアクセント。 綿菓子のような入道雲の、あのはっきりとしたマチエール感が大好きです。 まるで油絵のごとき骨太なタッチ、 空がキャンバスとでもいわんばかりにのびのびと素晴らしいものです。
さて、梅雨が明けて、誰もが待ち望んだ夏のはじまりだ。 ちょっと反応が遅いか。 いや、でも、これからが本格的な夏を迎えるというのは間違いない。 そして、基本、その熱量はあくまでも平等ですぞ。 くれぐれも熱中症の餌食にならないよう、ふんばってまいりましょう!
特集の最後はこの人に飾っていただくとしましょうか。 イタリアンデザインの父にしてイタリアの至宝デザイナー、 ブルーノ・ムナーリさんの登場です。 888と書いて、ヤァ!ヤァ!ヤァ!、でもいいけれど ここはひとつパチパチパチということで。
青と黄色がまざれば緑になる。 べつに絵描きやデザイナーでなくとも、 それぐらいのことは、知っていることなんだけれども わざわざ、視覚化して、それを絵本を通じてみると、 ほお、そうだよね、そうだったよね、面白いね、ってな感じで なんだか、理屈ぬきで楽しくなってきて 幸せな気分が押し寄せてくるのだから不思議である。 レオ・レオーニのよる絵本『あおくんときいろちゃん』についての話である。
理屈や常識で測り得ないものを、 ひたすら衝動とその熱情とともに放出するスタイルを貫いてきた 大竹伸朗という一人の異端なアーティストが、ふと立ち止まって海を見ている、 そんな絵本でもある。 そこに子供たちに向けたメッセージを絵本に認めた。 それが『ジャリおじさん』であり、合言葉「ジャリジャリこんにちは」を発して 出会う人間たちに、どこまでも不思議なコミュ力をもって伝播してゆくのだろう。
幾つになっても絵本はいいなと思う。 でも、絵本ならなんでもいいというわけじゃない。 素敵な絵と出会えるか? 素敵な言葉が聞こえてくるか? 理屈じゃない。 複雑でもなんでもない。 ただただ感性を開いて、心と目をひらけばいいだけだ。 トミー・ウンゲラーの名作『すてきな三にんぐみ』という絵本も またそういう絵本だ。