デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリームを観て
内観する存在物としてのボウイ デヴィッド・ボウイ。あの巨大な星が視界から消えてブラックスターとなりて、はや6年の歳月が流れている、この事実の前に、この頃なんとなく無頓着になりつつある。というのも、あのボウイが今仮に生きて...
内観する存在物としてのボウイ デヴィッド・ボウイ。あの巨大な星が視界から消えてブラックスターとなりて、はや6年の歳月が流れている、この事実の前に、この頃なんとなく無頓着になりつつある。というのも、あのボウイが今仮に生きて...
ベルギー発。花のように美しいファブリック・イメージ 秋から冬にかけてモードが花咲く素敵な季節。身なり一つで表現できる個のオリジナリティ。モードとはランウェイを巡る攻防だけが全てではないのだ。美の創造的側面に後押しされた洋...
あの頃、前略少年 前略 少年だった君へ 40年前のあなたは少年でした。 何も知らず バカで無鉄砲で、 でもシャイで 勇気もなく、 人に誇れるものもなく でも、ぐれず、腐らず、 頑張って生きていましたよね? 今も元気でやっ...
ふたりのゴローへのレクエイム あれは確か、年の瀬だったと思う。当時、中学生だった僕は散髪中にその店内のラジオから俳優田宮二郎の悲報がだしぬけにとびこんできたのを覚えている。しかも、ライフルによる自決というもので、享年43...
なんだか無性に子供の頃大好きだった漫画を人知れず観たくなることがある。幸い、いまはYouTubeなどで安直にみれる良い時代で、なんならDVDなどに手を伸ばせばタイムラグは簡単に埋めることが出来る。あとは感情、感性がついて...
鬼太郎を始めとする妖怪好きは認めるところだがホラーとなるとちょっと身構えてしまうんだな。怖いものみたさはあってもやはり、妖怪ならどこかしら、親しみというか、愛嬌がある分安心感がある気がする、もっとも水木先生の薫陶なのかも...
オブジェとしての脳みそ ちょっと奇妙なもののいいかたた言い方だが常日頃、脳ってものにはすこぶるお世話になっている。そんな実感をたえず持っている。適度な睡眠、栄養、健全なる思考ぐらいでしかわが脳をねぎらってやれないことがな...
杉葉子という女優さんがいた。数年前に亡くなったのを知っている。何か書こうと考えてみたのだが、残念ながら、この女優さんはちょっと地味すぎてヒロインとしてはほとんど印象がない。原作石坂洋次郎、今井正監督の『青い山脈』のヒロイ...
テレビ文化を、つまりはお茶の間文化と言い直してみるとやはり、それは団欒の中心的象徴であり、今のように、娯楽の少なかった時代においては、あたかも、大衆にとっても神であるかのように扱われていたのはある意味、自然なことだったの...
モノを売り、収益をあげるのが企業の本質だとすればいかに、効率よく、大衆に宣伝し、印象付けて購買に結びつけるか、と言うのが命題であるのは、当然のことである。その最も有効で、影響力を誇ってきたのがテレビ下でのコマーシャリズム...