ロピュマガジン【ろぐでなし】vol.18 臨時号

ロピュマガジン【ろぐでなし】vol.18
ロピュマガジン【ろぐでなし】vol.18

抵抗は時に手段を選ばず〜宣言辞退宣言

ちょっと呆れを通り越して、憤っている。
どうやら、この騒動はかんたんに収まりそうもない。
いったい、いつまで馬鹿げた緊急事態宣言なんぞを続けるのかね?
この茶番劇、あまりに芸がない。
いい加減にしてほしい、と言う声が
どこからも、日増しに大きくなってきている気がしているのだ。

時短に始まり、休業、禁酒。そして延長。
一体どれだけの効果があり、その検証すらもない中、
自治体を預かるトップどもが我も我もと中央へご機嫌伺いをなげ、
それを政府が(国民の顔色を伺って、うわべだけの)断腸の思いで承諾する、
と言ったことが延々と繰り返されている。
はたして、なにが一律にそうさせなきゃならんのか?
ということに、言葉と音楽の力を借りてささやかな抵抗を企ててみる。

しかし、これはもはやイデオロギーの問題になってきた。
完全に世間は否定派肯定派に分断されているのだ。
だからその主流に外れた言葉にはトゲがあるのかもしれない。
ひねりがないかもしれない。
けれどもこれはジョークなんかじゃないのだよ。
現実なのだ。
我が愛するニッポン国の尊厳の問題だ。
そして僕らが大切にしなきゃならない真の自由を守るためだ。

自分たちの利権に固執する政治家、役人、医師たち、
そして、悪意のある情報操作で国民をおもちゃにするマスコミ、
それら、一方的原説や報道をひたすら鵜呑みにし
従順でいることが美徳だと思っている大衆。
全く、この国はどうなってしまったのだろうか?
ウイルスそのものが国難ではなくって、
思考そのものがウイルスによって停止していることこそが
国難だということに、いまこそ気づいて欲しい。
なんのエビデンスもなく、自粛だの、規制だの、一方的に押し付けられ
真実が隠蔽されて、その犠牲で多くの人が苦しんでいることへの違和感。

はっきりいって、すでにこの事態は一年以上のときをへて
科学的にもいろいろ解明されつつある。
賢者達はちゃんとメッセージを送信してくる。
ちゃんと調べればインターネットにはそうした事実は散見するのだ。
毎年のインフルエンザよりも少ない感染者、そして死者。
欧米以下の感染者、つまりさざなみ状況の中、
160万におよぶ世界に誇る病床数のわずか数%しか機能しておらず、
家庭や病院、施設が主である感染源たる飲食店の比率もごくわずか、
憲法を改正出来ない縛りがここへきて、その脆弱性を露呈したにすぎない。
なのに、だれもそのことに触れない。
このマスコミと認識の異常さ。

さすがに目覚める国民も徐々に増えつつはあるが
このままぼくが大好きな文化や大事に思っている事柄が損なわれ
人々の嘆きをこのまま黙って見過ごすことは出来ない。
これまで長い間はぐくまれてきた良きものたちが
壊滅してしまう勢いに抗えないのはあまりに哀しい。
人々は無意味な論争で憎しみあい、不毛な時代へまっしぐらだ。
そんなことになってはいけない。
まずは、声を上げることからしか何も始まらない。

この間、『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』
というドキュメンタりーを見ていたのだが、
そこに記録された三島の言動、振る舞いに、
改めて日本人としての誇りを見た気がした。
しかしその三島が今もしこの状況下で生きていたなら、
いったいこの騒動をどう思い、どう振る舞っただろうか?
半世紀も前に絶望した社会以上に、絶望を通り越したアホらしさに、
呆れ果てて自決なぞ思いとどまったかもしれないし、
笑いだして、気が狂ったかもしれない・・・
それほどまでにおかしな社会であることよ。

我々にできるのは、大人しく世論に伺いを立てながら
マスクをして人混みをさけることではないのだ。
自らはひたすら免疫を高め、人間らしい生活を取り戻すことなのだ。
そのために、音楽やアートがあるのだ。

きれいごとでは済ませられない、抵抗の美学特集

  1. 惰性に抗うために活力をうながすプレイリスト
  2. 明日を夢見る男と女、抵抗が奏でる愛と死の倫理学・・・アーサー・ペン『俺たちに明日はない』をめぐって
  3. 和製ボニーとクライド、空虚な社会にぶっ放す銃と自由の闘争の日々・・・中島貞夫『ジーンズブルース 明日なき無頼派』をめぐって
  4. 狂え人間よ、破壊せよ概念を・・・石井聰亙 『逆噴射家族』をめぐって
  5. 天使の代償に蘇生は許されない・・・ヴィタリー・カネフスキー『動くな、死ね、甦れ』をめぐって
  6. 今も昔も、国家牧歌の殺人狂時代であ〜る・・・大島渚『絞死刑』をめぐって
  7. 映画と言う名の感情発火装置、ここにあり。・・・ジャック・ドワイヨン『少年たち』をめぐって
  8. 呪われたアルトラホラーショームービーに未来はあるか?・・・スタンリー・キューブリック『時計仕掛けのオレンジ』をめぐって
  9. 衝動物を囲む世界・・・西川美和『すばらしき世界』をめぐって
  10. 現実を脱っするには穴がいるが、実現するには穴がある・・・ジャック・ベッケル 『穴』をめぐって
  11. 師と死と詩に捧げる反抗への狼煙、永遠への眼差し・・・フランソワ・トリュフォー『大人は判ってくれない』をめぐって

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