音楽

チルアウト音楽

チルアウト、邪気朽ちる

アンビエントが必ずしもチルアウトかというと そういうものでもないし、 ロックやポップミュージック、 あるいはクラシックやジャズの中にでも 十二分にチルな要素のあるものもある。 そこから拡張してラウンジと呼んでもいいし なんならモンドミュージックと一括りにしてもいいのだが 問題はそんなところにはない。 心地いいということに理屈はいらないわけだ。 そこが音楽の素晴らしさであり、暑さから逃れうる 一つの音楽体験と呼んでいる所以なのだ。

音楽

真夏の爆音ブギで心ウキウキ。

常々、音楽というものに癒され、励まされ、楽しみをもらってきた以上、 この切実な問題から目をそむけられはしない。 よって、ここはひとり部屋で爆音で音楽を聞いて、 いろんなモヤモヤを吹き飛ばしたい。 そんなこんなで、勝手に爆音リストなるものをつくってみた。 あくまでも、大きな音を競うわけではなく、その音楽を聞いて高揚するために そのひとつの方法として、爆音で聴く、ということを設定してみただけである

音楽

素敵なパンを召し上がれ

カリブ海の島国トリニダード・トバゴ共和国で発明された楽器で、 国民楽器に認定されているほど、浸透している。 トリニダード・トバゴのポートオブスペインで毎年行われるカーニヴァルでも 多くのスティールパン奏者が参加し、賑わいをみせるというが、 近頃では、いろんなポップ・ミュージックの楽曲のなかからも 頻繁に聞こえてくるようにようになった。

dedicated-to-jon-hassell2音楽

ジョン・ハッセル追悼プレイリスト後編

歌モノとの数々のコラボーレーション作品を聴いて ハッセルのその柔軟な対応力に改めて感嘆してしまうのだが、 テクニカルな面に関しては、ある程度推察できるのだとしても。 やはり、あの唯一無二な世界観の原型は、ひたすら瞑想を誘い、 スピリチャリズムにさえ通じる音楽体験をもたらす効能がある気がしている。 それこそ、アルバムタイトルのように、 「マジックリアリズム」とでもいうべく神秘的な側面を有しているのだ。

The Tenant 1976 Roman Polanski映画・俳優

ロマン・ポランスキー『テナント』をめぐって

それにしても、いくら実際の体験から生まれているとはいえ、 ポランスキーのこうした強迫観念めいた演出は 実に恐ろしく、見事に引き込まれてしまう。 それは『反撥』『ローズマリーの赤ちゃん』にも十二分に発揮されていたが 『テナント』ではそれを見事に当人が演じることで よりリアルで逼迫した空気が張り詰めている。