今日、1月11日はというとマイバースデイ。
1が三つ並ぶ日なので、昔から縁起がいいと言われ
気分は悪いはずもないんですが、
またひとつ歳を重ねたわけで、
どんどん死が近づいているのだな。
でも魂には年齢はないし、それこそ永遠なのだから
そんなことには、まったく不安などないのです。
自分は年齢を重ねるたびに軽やかなになっている気がして
それはそれで晴れ晴れしい気分、楽観的でさえいるのです。
そんなことをわざわざいったり、考えたりするのが
山羊座生まれの性分なのか、ってことになるのかな?
まあいいか。
ちなみに山羊ってやつは羊ではなく(当たり前だ)、
あくまで山羊であり、
山肌の急な崖なんかも気丈に登りつめる
と言ったイメージがありますが、
何れにせよ、ちょっと地味な存在の動物で、
この日本ではなじみが薄いし、
じつのところ、その生態なんかもよく知らない。
けれども12星座のひとつに昔っから君臨するわけだし
実に古い時代から家畜として人類と共存してきた動物なので、
もうちょっとスポットライトが浴たってもいい気がする。
まあ山羊に対しての思い入れがあるかっていわれると
さほどあるというわけでもないけれども
それでも、自分は「やぎ座という星」の名のもとに
宿命を生きているのだから、
この日ぐらいは山羊というものに
思いをはせたっていいでしょう?
世にはカプリコーン賢人はたくさんいるし、同志だって沢山いる。
で、自分はまだまだひよっこの部類だ。
ここでのんびりもしていられませんからね。
そんなまじめなことを考えるのも
また山羊座的と言われるところ。
まあ、ぼかあそんな星の下に生まれて
ここまできたのですから、しょうがない。
いいとこはいいところ、
悪いところは悪いところ、すべてをしっかり受け止めて
まずは、自分が自分らしくいられるために、
先人たちの発するオーラ、エネルギーをも浴びて
未来に進みたいのであります。
というわけで、今日は山羊座生まれのミュージシャン、
あるいは、アーティスト特集というわけで
そのソングリストをセレクトしてみるとします。
これがなかなか豪華なラインナップになりました。
David Bowie:Black Star
★1947年1月8日
三日にわたって特集してきたのに、今更ですが、
山羊座生まれの出世頭? 代表選手なので外せません。
まあ野暮なことは抜きにして、遺作『Black Star』からそのタイトルチューンを選曲しておきましょう。
最後の最後までかっこよく生きた、カプリコーンの英雄ボウイさんを改めてリスペクト!
Scott Walker :Jackie
★1943年1月9日
そのボウイが敬愛していたのがスコット・ウォーカー。
負けじ劣らぬ偉大なるシンガー、コンポーザーであることは
疑いようがありませんね。
ビートルズを脅かす人気者から孤高の前衛アーティストまで
この道のりを追うものこそが真のカプリコーンといえましょうか。
ここはあえて、ポップ時代、あのジャックブレルのナンバーを
まさにドラマチックにカバーした躍動感たっぷりの「ジャッキー」を。
Syd Barrett :See Emily Play
★1946年1月6日
これまたボウイが敬愛していたシド・バレット。
言わずもがなの初期ピンク・フロイド重要人物にしてカリスマミュージシャン。
けれどもロックスターの宿命か、
精神の荒廃は伝説の檻のなかにこの山羊を閉じ込めてしまった。
しかし、残された楽曲はそんな伝説を
なんら卑しめるものではないのです。
むしろ全てが伝説への彩りとなってしまうのです。
ボウイもカバーした「 See Emily Play」。
サイケデリック、プログレ色の色濃いナンバーに
シドの闇の輝きを見る思いがしますね。
坂本龍一 : Thatness Thereness
★1952年1月17日
さてと、ここで日本が誇るカプリコーンにも目を目受ければ
僕のモノサシだと、この人ということになるでしょう。
我らが世界のサカモト。
どちらかといえば、作曲家、演奏家というイメージが強いですが」
大好きなアルバム『B2UNit』の中の名曲「Thatness Thereness」
この感じ、ヘタウマ感もたまりません。
教授の曲の中で僕はこれが一番好き。
ビートたけし:嘲笑
★1947年1月18日
ミュージシャンではないけれど、一時はよく歌も歌っておりましたっけ。
何かいいものはないかと探してみたら、ありましたありました。
この歌のように少年のようなタケシが好きだったんだけれどね・・・
世界のキタノことビートたけしの歌も、
改めて聞くと、なかなか味があると思いますね。
作曲は玉置浩二で、本人も歌っていますが、
ここは作詞ビートたけしってことで、本人の唄を聴いてもらいましょう。
悪くはないですね。
Rod Stewart : Sailing
★1945年1月10日
ロッドといえばなんのひねりもない直球ですが
「Sailing」てことになりましょうか。
じんわり、グッと来るものがありますね。
長年にわたってブリティッシュロックを引っ張ってきた
ベテランシンガーだけど、やはり歌に色気がありますよね。
Janis Joplin :Kozmic Blues
☆1943年1月19日
昔よく通っていた、神田にあったジャニスというレンタルCDショップも
なくなってしまったし、なんだか寂しい思いをしているんですが、
残されたジャニスの曲は、実にエモーショナルで、
いつだって魂を奮い立たせてくれるパワーの源。
だらだら生きるか短く激しく生きるか。
ただそれだけのことにも思え、まさに自分の人生を考えさせられますね。
荒井由美:ひこうき雲
☆1954年1月19日
ユーミンこと松任谷由実、
今更説明は不要の元祖シティポップクイーンですが
個人的にはこの荒井由実時代の方をよく聴きますね。
まあ、曲がいいですしね、素直に。
声のノリも若さを含めて素晴らしいものがあるし
あのティンパンのメンバーを従えた
当時の楽曲は、今聞いてもやっぱりいいのです。
男とか女を超えていいものは良いのです。
女子の情緒感を歌にした感性については改めていうことはありません。
町田町蔵 +北沢組: 六尺八寸様
★1962年1月15日
INU時代のパンク歌手から文豪へと進化した町蔵こと町田康様。
この方もまた、我らがカプリコーン族の端くれだ。
誰が端くれやねん?と言われそうだが、あえて言っておく。
文学があるから音楽があるのか、音楽があるから文学があるのか、
自分は後者だと信じて疑わぬ稀有な存在であるが、
その音でいうと町田町蔵 +北沢組で発表された『腹ふり』が一番好きで
一番クオリティも高いんじゃないかと思っている。
その中でもこの曲は町田節全開というか、
文学的にも音楽的も町田ワールドの成熟を見る思いがして
密かに感動を味わったものである。
Patti Smith :Because the Night
☆1946年12月30日
このカプリコーンの女番長といえばパティ。
忘れるわけにはいかない。
ロックとかパンクとか、そんなカテゴリーを超えて
伝説を更新できる数少ない詩人の魂を持った
現役アーティストであるパティ・スミスのアルバムは
どれも魂に訴えかけてくるものばかりで、選曲に迷ってしまうけど
やっぱりこれかなってことで『EASTRER』から
スプリングスティーンのナンバー「Because the Night」を。
三島由紀夫:からっ風野郎
★1925年1月14日
特別枠ということで、この人に登場願いましょう。
もちろん、ミュージシャンではない昭和を代表する偉大なる文学者、
ここで、三島大先生の登場です。
これは増村映画『からっ風野郎』への出演の際に
録音された映画用の音源ですが
貴重な歌声を拝聴できます。
演技は大根でも、そのスピリットの前には関係ありません。
こうと決めたらどんなことにも全霊を持って突き進む力。
野心家で、努力家で、現実主義なのにロマンティスト
やっぱり、カプリコーンスター総大将はこの人をおいていないな、
というのが自分の素直な思いです。
今この時代にいきていても、やっぱり最後は
同じ末路になったのかなあ、なんて思いますね。
三島イズムはある意味正しかったと言える今日この頃です。
こうやってカプリコーンスターを並べてみると、
圧巻というか、やはり、その重みをひしひしと感じますし、
十人十色ではあるけれど、
それはそれで一つのしっかりしたイメージが出来上がるかもしれない。
山羊座生まれの傾向としては、決してロマンティスト、
というわけではないとは思いますが、
一筋縄ではいかない頑固さと、
目標を定めたら、誰になんと言われても
どこまでもおい続けるしつこさ、まあ持続力には長けている気はしますね。
そして最終的に栄光を勝ち取る、と言ったようなイメージでしょうか。
自分もこの一族の端くれとして、頑張っていきたいと
ふつふつと熱き野望に燃えるのであります!
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