文学・作家・本 増村保造『痴人の愛』をめぐって 2021.05.01それでもなお、ナオミは男のロマンたりうるのか? 男というものは、多かれ少なかれマザコンの気があるのだと思う。それはいくつになっても、である。その延長、かどうかはよくわからないが、どうやら自分の理想の女を、あたかもアバター...
映画・俳優 増村保造『「女の小箱」より、夫が見た』をめぐって 2021.04.27おぼこ娘にゃわかるまい、魔性の女のゴーインなマイウエイ 社会性を重んじ、その中で個を省みない男と、本能や直感にのみ従って個を生きる女。そんな二つの生き物がこの世でうまく共存できるものだろうか?一見、世間を欺いてうまくやっ...