ECM

コリン・カリー・グループ ライヒ《18人の音楽家のための音楽》音楽

スティーブ・ライヒ《18人の音楽家のための音楽》をめぐって

先日、生でこの音楽を体験できた。 会場は、同じく、ライヒ自身によるお墨付きの 「視覚的にもサウンド的も素晴らしい」と太鼓判を押した場所である。 生まれて初めて、クラシックホール「オペラシティ」での 音楽演奏会鑑賞体験というわけだったが、 演奏は、これまた、ライヒお墨付き、 「現役打楽器奏者の中で最も優れた演奏家のひとり」 そう評価されたコリン・カリー率いる18人のメンバー。 申し分のない条件だ。 コリン・カーリー・グループによる演奏による 波動の音浴の気持ち良さを言葉にするのはあまりに野暮というものだが、 掛け値なしにエレガントなまでに、天上的世界があった。 それは、これまでずっとひとりでヘッドホンの中に築いてきた音の疑似空間が、 突然現実の空間に引き出されたかのような、夢のようなひとときでもあった。

Manfred Eichersアート・デザイン・写真

耳で考え、目で理解する老舗レーベルの底知れぬ魅力(後編)

すべてのECM音源が自在に拝聴できる素晴らしい時代に ふたたび、この特筆すべきサウンドカラーを 発信しつづける豊穣なライブラリーから 新たな発見をする前に、 自分なりに過去聴いて来たECMレーベルの 少ないコレクションのなかから 自分好みの音を今一度再認識しておく意味でのベスト コレクションをまずここに挙げておきたいと思う。

Manfred Eichersアート・デザイン・写真

耳で考え、目で理解する老舗レーベルの底知れぬ魅力(前編)

ブルーノートがモダンジャス、あるいは 良きアメリカ文化を体現しているとすれば マンフレッド・アイヒャーが設立したECMレーベルというのは 何ものにも似ない格式の高いヨーロピアンテーストであり 洗練された美意識に通じた音をを配信するイメージがある。 とりわけNEWシリーズなどはクラッシックや現代音楽を意識した ポストジャズのカラーを前面に押し出している。