勝新スタイル2『兵隊やくざ』の場合
この勝新&田村高廣の天下の名コンビ、 大宮貴三郎と有田上等兵が繰り広げる 戦地でのドタバタコメディーは実に痛快極まりない活劇天国。 なんだか胸がすっとするだけでなく、大いに笑えますし、 ハラハラドキドキ、興奮いたしやした。 いやあ、至福の戦争映画、というと誤解されるところだが、 そういう縛りを抜きで見るべき映画なんだと思います。
この勝新&田村高廣の天下の名コンビ、 大宮貴三郎と有田上等兵が繰り広げる 戦地でのドタバタコメディーは実に痛快極まりない活劇天国。 なんだか胸がすっとするだけでなく、大いに笑えますし、 ハラハラドキドキ、興奮いたしやした。 いやあ、至福の戦争映画、というと誤解されるところだが、 そういう縛りを抜きで見るべき映画なんだと思います。
そんなバルチュスの絵のなかで、 ほくは、ズバリこの『地中海の猫』絵が大好きだ。 パリのシーフードレストランのために描かれた ちょっと変だけど、可愛い猫人間のタブロー。 ここには、危険さも、伝統の縛りもなく、 かといって、幻想絵画のマジックというほどのものもない。 ミツを愛した少年バルチュスがそこにいて、 勝新の座頭市に嬉々として見入るお茶目なバルチュスがいる、 そんな気がして、大好きなのである。
僕は絵の可能性、一枚の絵の魅力に取り憑かれた人間というだけだ。 絵描きという存在の復権を願って、ここに美術史の中から なんの脈略もなく、心に留まった画家を拾い集め 個人的な思入れを書いてみよう。 あえて、絵というものに終始固執した画家たちについて取り上げてみよう。 僕にとってはそうした絵描きは憧れであり、同志であり、夢先案内人だ。