ダニエル・シュミットのこと
そういえば、先日8月5日は スイスの映画監督ダニエル・シュミットの命日だった。 すっかり忘れていたので、ここで後追いで書いておこう。 今からもう16年も前のことである。 時が経つのも早いわけだ。 死因が咽頭ガンだったために声がつぶれてしまい 痛々しい姿の晩年だったのを覚えている。 とはいえ、シュミットの映画は いつだってすこぶる雄弁で優雅な夢物語として心にある。
そういえば、先日8月5日は スイスの映画監督ダニエル・シュミットの命日だった。 すっかり忘れていたので、ここで後追いで書いておこう。 今からもう16年も前のことである。 時が経つのも早いわけだ。 死因が咽頭ガンだったために声がつぶれてしまい 痛々しい姿の晩年だったのを覚えている。 とはいえ、シュミットの映画は いつだってすこぶる雄弁で優雅な夢物語として心にある。
そんな気の滅入る空気に支配されないための素敵な出来事を おのおのが見出し楽しむしかないのである。 そのことを、お題目として唱えるだけである。 戦後76年目の夏。 せっかくゼロからここまで来たのだ。 あともどりするやつらはこの際ほっておこう。 いつだって、まっさらな心をとりもどして、 希望ある未来へ、歩みだしてゆこう。 それが生きる意味、人生なのだ。
ダニエル・シュミットのドキュメンタリー映画『トスカの接吻』について書いてみよう。 初めて見た時の感動は忘れないのだけれど、 年齢を重ねてみる感慨はまた違うものだ。 同時にいろんなものが見えてくる。 人間は歳をとっても本質的に変わらないものだっていう、そんな見本がここにある。 いいんだわ、老人たちの顔がね、素晴らしいの。
オータムコタム、山から小僧がやってきて・・・ 芸術の秋、食欲の秋。 深まる秋にちなんで、ロピュマガジンは とりあえず、第二弾「秋特集」を打ち出したいと考えまする。 私はこの秋という季節からが本番、 かき入れ時と申しまししょうか、収穫期と申しましょうか。 なんといいますか、いよいよ持って調子が出てまいります。