ジャン=リュック・ゴダール『女と男のいる舗道』をめぐって
要するに『女と男のいる舗道』は ゴダール流のアンナ・カリーナへの愛を汲み取らねばならない。 ルイズ・ヘアーにさせ、 映画館でドライヤーの『裁かるゝジャンヌ』を見て涙をながさせ 娼婦のまねごとをさせ、そしてあっさりと死の洗礼を浴びせる。 非常なのか、クールなのか、 そんなレトリックにゴダールとカリーナの六年間の愛の歳月をみる。
要するに『女と男のいる舗道』は ゴダール流のアンナ・カリーナへの愛を汲み取らねばならない。 ルイズ・ヘアーにさせ、 映画館でドライヤーの『裁かるゝジャンヌ』を見て涙をながさせ 娼婦のまねごとをさせ、そしてあっさりと死の洗礼を浴びせる。 非常なのか、クールなのか、 そんなレトリックにゴダールとカリーナの六年間の愛の歳月をみる。
ごっこ遊びは三つ巴、パルプフィクションは未だ継続中。 チンピラというにはあまりにもふざけすぎていて、ギャングというにはつたなすぎる悪党ぶり・・・いずれ、終幕は見えている。欲しいものはなんなのか。金か女か友情か?それとも刹...
ヌーヴェル・ヴァーグのミューズ、といえば 颯爽と脳裏をかすめる一陣の風のような人。 その名はアンナ・カリーナ。 アンナ・カリーナはいわゆる大女優というほどの存在感を 一度だって醸し出しはしなかった。 それでもいつ思い返しても 麗しく、可憐で、愛おしさが募る。
「好きな俳優のいる映画をみて、その好きさ加減について 想いを馳せながら他愛も無いことグダグダ書く」シリーズ、 前回の邦画編に引き続き、第二弾は洋画編を書いて見たいと思う。 普段、特に、邦画洋画を意識してみることなどないのだが、 やはり、体系化した方が、何かと整理しやすい、ということだ。