昭和に花咲くお茶の間ドラマツルギー(ドラマ編)
テレビ文化を、つまりはお茶の間文化と言い直してみると やはり、それは団欒の中心的象徴であり、 今のように、娯楽の少なかった時代においては、 あたかも、大衆にとっても神であるかのように扱われていたのは ある意味、自然なことだったのだろう。
テレビ文化を、つまりはお茶の間文化と言い直してみると やはり、それは団欒の中心的象徴であり、 今のように、娯楽の少なかった時代においては、 あたかも、大衆にとっても神であるかのように扱われていたのは ある意味、自然なことだったのだろう。
間違い無く言えることは、この石立鉄男が出ていた70年代のドラマは 掛け値なく面白かったということであり、 個性あふれる俳優と腕を持ったスタッフたちの奇跡的な共同作業が 時代の良き空気感をそこなわず、素朴でありながらも 同時に濃密にかつ熱く繰り広げられていたからだろう。 まさに良き昭和の風景がそこにあった。