石井輝男

『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』1969 石井輝男サブカルチャー

石井輝男『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』をめぐって

キング・オブ・カルトこと、我らの石井輝男。 そこから輩出される名だたるカルトムービーの中でも 「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」と聞けば 泣く子も黙る、とりわけカルトキングな作品である。 我が愛すべきB級映画は、まずはこの作品から始めるとする。 これも確か、大井武蔵野館の名物プログラムだったと記憶する。 エログロ、狂気、ナンセンス、アングラ、タブー、シュール。 ありとあらゆる禁断世界から攻めたててくる。 日本映画史に燦然と輝くカルト映画の金字塔だ。 もっとも、全てがラストシーンに集約されてしまう映画であることは間違いない。

ロピュマガジン【ろぐでなし】vol.37 どこまでも軽ろやかに語りたいB級アラカルト映画特集映画・俳優

ロピュマガジン【ろぐでなし】vol.37 どこまでも軽ろやかに語りたいB級アラカルト映画特集

なかにはカルトオブキングな作品、 つまりその筋では誰もが知る人気カルトもあれば それってそこまでカルトじゃないじゃん、というケースもあるかもしれない。 いずれにせよ、独断と偏見に満ちたB級映画を あまり小難しくならず、できるかぎり、軽やかに語ってみたい。 B九の醍醐味は、理屈では計り知れないのだ。 とはいえ、相手はくせ者だ、ならずものである。 そんな簡単に扱えるような代物じゃない。 えてして、こちらが過剰に反応してしまって、 あることないこと、語り尽くしてしまうことになるかもしれないが そこはひとつ、ご愛敬として勘弁願おう。

ねじ式 1998年 石井輝男サブカルチャー

石井輝男『ねじ式 』をめぐって

それにしても、浅野忠信と言う俳優は いつも不思議なオーラを放っている。 『ねじ式』のツベ(言うまでもない、つげ義春の分身) と言う男はその不思議な存在感 そして個性の可能性をどこまでも冷静に押し出してくる。 このシュールで不条理な作品が 浅野忠信という俳優が出演しているだけで、 なぜこれほどまでに安心感ある絵になってしまうのか?