男と女 人生最良の日々

Anouk Aimée 1932-2024映画・俳優

アヌーク・エーメ小論法

アヌーク・エーメは実に恋多き女だった。 4度の結婚、離婚を繰り返している。 そのなかには、『男と女』で共演をきっかけに結ばれた サラヴァを立ち上げたSSWピエール・バルーも含まれる。 蜜月期、わずか3年の月日だが、遊吟詩人的なバルーとの恋もまた 詩的インスピレーションの賜物だったにちがいない。 ピエールはのちに「彼女は嫉妬深いところがあってね」、 そんなことをいっていて、一気に現実に引き戻された記憶があるが、 それでも、スクリーンを通して見る彼女が魅力的だったことに なんら変わりはなく、その女心に寄り添いたくなる男たちにとっては そのギャップこそが彼女へと恋を走らせてしまう要因なのかもしれないと思った。 多分に漏れず、ぼくもまた、そんな女優にときめいた。

Les plus belles années d'une vie映画・俳優

クロード・ルルーシュ「男と女 人生最良の日々」をめぐって

クロード・ルルーシュの代表作にて名作『男と女』の その続編の続編いわば53年(33年)後の二人の再会ドラマである 『男と女 人生最良の日々』について書いてみよう。 いやあ、言葉にならないなあ、と思う。 余韻が広がり、それにまたため息が出るほどだ。 これを幸福の現象と言わずしてなんと言うべきか。 演技をこえて、二人の人生が映画空間で重ね合わさった 晩年の男と女の再会劇の感動は簡単に言葉では言い尽くせないのだ。

ロピュマガジン【ろぐでなし】vol.34 女と男のいる鼓動 映画特集映画・俳優

ロピュマガジン【ろぐでなし】vol.34 女と男のいる鼓動 映画特集

恋は勉学の対象でないが、映画にはロマンティックで マネしたいようなそんな瞬間はいくらでもある。 でも、チョット待って! そんな安直な特集をここで繰り広げたいのですか? そう思いのあなたにだけ、特別な映画をご紹介しよう! 別段、美男美女のロマンティックな恋模様だけが全てではない。 くたびれのもがきであろうと、老いらくの狂い咲きであれ、 またまたトンチンカンで自己中な思いであれ、 はたわけのわからぬ戯れであれなんであれ、 そこにいる男と女がそれぞれの立場で、 相手を思い、すれ違う様を瞳に映じて夢をみようというだけの話だ。