ヒエロニムス・ボスに馳せて
いくら文明が進化しようが、 この世に人間不在の世界など考えられはしない。 無人島や惑星をいくら想起したところで何になるのか、 ボスの想像力の前に対抗できる知能は、 この先どんな先進的な技術を持ってしても、 太刀打ちできるものなど現れないだろう。 所詮、そんなものは無意味だからだ。
いくら文明が進化しようが、 この世に人間不在の世界など考えられはしない。 無人島や惑星をいくら想起したところで何になるのか、 ボスの想像力の前に対抗できる知能は、 この先どんな先進的な技術を持ってしても、 太刀打ちできるものなど現れないだろう。 所詮、そんなものは無意味だからだ。
僕は絵の可能性、一枚の絵の魅力に取り憑かれた人間というだけだ。 絵描きという存在の復権を願って、ここに美術史の中から なんの脈略もなく、心に留まった画家を拾い集め 個人的な思入れを書いてみよう。 あえて、絵というものに終始固執した画家たちについて取り上げてみよう。 僕にとってはそうした絵描きは憧れであり、同志であり、夢先案内人だ。