ジム・ジャームッシュ『パターソン』をめぐって
この『パターソン』と言う映画は これまでのスタイルに即した、ジャームッシュらしい作品で、 特に新しいスタイルなんてどこにもない。 なのに、とても新鮮で愛くるしく心地よい。 晩年に向かうにつれ、 同じようなテーマを繰り返し、 円熟の極みとしての映画にこだわった あの小津調の空気感にも通じる。 ただ、こちらもそれなりに歳をとって ものの見方にも微妙な変化があり そうしたこなれた見方、と言うのはあるのかもしれない。
この『パターソン』と言う映画は これまでのスタイルに即した、ジャームッシュらしい作品で、 特に新しいスタイルなんてどこにもない。 なのに、とても新鮮で愛くるしく心地よい。 晩年に向かうにつれ、 同じようなテーマを繰り返し、 円熟の極みとしての映画にこだわった あの小津調の空気感にも通じる。 ただ、こちらもそれなりに歳をとって ものの見方にも微妙な変化があり そうしたこなれた見方、と言うのはあるのかもしれない。
文化の側面でいうならば、素敵なモノが目白押しで ただただひたすら傍観者として、やりすごすのではなく、 自らもその輪のなかにとびこんで 今一度なにかの一翼を担っていたい。 目指すはクリエイティブ回帰。 改めて、創造の女神の微笑みに誘われて、 あらがえぬ美の魅力に立ち返って、寄り添ってゆきたい