ロピュマガジン【ろぐでなし】vol.24
つまらない論争に巻き込まれ、時間を消費するなら、 一本の未知で、輝きにみちた宝石のような映画を求めて モニター越しに夢見ることをやめない知性があっていい。 ここに、夏をめぐる10本の良質な作品の前に立って、 いつものように、考察してみたい。
つまらない論争に巻き込まれ、時間を消費するなら、 一本の未知で、輝きにみちた宝石のような映画を求めて モニター越しに夢見ることをやめない知性があっていい。 ここに、夏をめぐる10本の良質な作品の前に立って、 いつものように、考察してみたい。
デュラス恐るべし。 とはいうものの、 実際の今、外は鳥のさえずりと、 普遍の夜明けを前に、このインディア・ソングは 真夜中、こうして、魅入られたように、 人知れず、時をえらんでみるべくして 撮られているように思え、 仮に目の前にガンジスが広がっていたならば、 そのまま、きっと現実に背を向け、入水するがごとく、 そのなかへ消え失せてしまうのではないか、とふと思ったりする