フランソワ・トリュフォー『大人は判ってくれない』をめぐって
そんなレオーの代表作として、 記念すべき第一作『大人は判ってくれない』の 若き日のレオーをまず、とりあげぬわけにはいかない。 なにしろ、たとえ初々しい13歳だろうが、 その後半世紀も経たくたびれた73歳だろうが 結局はレオーはレオーでしかない、 という絶対的神話性がスタートを切った重要なる作品なのだから。
そんなレオーの代表作として、 記念すべき第一作『大人は判ってくれない』の 若き日のレオーをまず、とりあげぬわけにはいかない。 なにしろ、たとえ初々しい13歳だろうが、 その後半世紀も経たくたびれた73歳だろうが 結局はレオーはレオーでしかない、 という絶対的神話性がスタートを切った重要なる作品なのだから。
それぞれの映画のなかで、彼、レオーをして、 たとえおいさらばえた老人になりはててしまったとしても、 その個性は、愛さずにはいられない、 永遠のヌ-ヴェル・ヴァーガ-としての いまだ、惜しみなき賛辞はやむことをしらない。