ロピュマガジン【ろぐでなし】vol.24
つまらない論争に巻き込まれ、時間を消費するなら、 一本の未知で、輝きにみちた宝石のような映画を求めて モニター越しに夢見ることをやめない知性があっていい。 ここに、夏をめぐる10本の良質な作品の前に立って、 いつものように、考察してみたい。
つまらない論争に巻き込まれ、時間を消費するなら、 一本の未知で、輝きにみちた宝石のような映画を求めて モニター越しに夢見ることをやめない知性があっていい。 ここに、夏をめぐる10本の良質な作品の前に立って、 いつものように、考察してみたい。
『青い青い海』では大嵐のカスピ海で難破した船に搭乗していた 大の仲良しである二人の若者ユフスとアリョーシャが主人公なのだが、 たどり着いた島で、綺麗な若い娘マーシャに恋をし 言うなれば恋敵になってしまう話を書いた。 そこからがまさにバルネットの本領発揮の喜劇が カスピ海の大時化の海を舞台に、 実に爽やかに、溌剌かつダイナミックに展開されてゆく。