森崎東『喜劇 特出しヒモ天国』をめぐって
「映画ってのは、ちゃんと作ったって面白ないんです」 これ、たぶん森﨑東監督の本音やないですか? その無精ひげ面、そんでもってシーンのどこかに必ず便所を出すってんで 松竹映画の黄金時代を築き上げた城戸会長から 「不潔だ。ひげを剃ってこい」などといちゃもんをつけられ、 契約を打ち切られたという逸話をもつ森﨑東の 松竹から、東映に場を移してフリー第一作がこれなんです。
映画・俳優「映画ってのは、ちゃんと作ったって面白ないんです」 これ、たぶん森﨑東監督の本音やないですか? その無精ひげ面、そんでもってシーンのどこかに必ず便所を出すってんで 松竹映画の黄金時代を築き上げた城戸会長から 「不潔だ。ひげを剃ってこい」などといちゃもんをつけられ、 契約を打ち切られたという逸話をもつ森﨑東の 松竹から、東映に場を移してフリー第一作がこれなんです。
映画・俳優しかし、そこには黒澤流のテーマパークならぬ 様々なエンターテイメントの導線が張られている。 笑わぬ姫でさえ嬉々と踊る火祭りなどはその最たるものだが、 そこは細々した説明を省くとして、 絶えず、的確な判断と勇敢な行動力を駆使して 一行を力強く先導するアニキ六郎太に、 「右といえば左左といえば右」と言うわがままかつ手に負えぬがゆえに オシとして同行させることになった姫の視座こそが 物語の表のベクトルを提示している。 つまりは、潔さであり、一貫性であり、正義そのものである。