猪熊弦一郎現代美術館のあとに
猫に手を引かれ 美術館は心の病院 猪熊弦一郎 美術は楽しい、という謳い文句とは裏腹に現代美術という少々おっかない威厳のようなものの前にそれだけで身構えてしまう人もいるなかで、ぼくは、長年その呪縛と戯れながらも楽しみ、親し...
猫に手を引かれ 美術館は心の病院 猪熊弦一郎 美術は楽しい、という謳い文句とは裏腹に現代美術という少々おっかない威厳のようなものの前にそれだけで身構えてしまう人もいるなかで、ぼくは、長年その呪縛と戯れながらも楽しみ、親し...
今、ちまたで浮世絵にスポットライト、との声が聞こえてくる。 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の影響があるとかないとか。 多少世代差もあるだろうが、 ある程度、一般教養としてなら、 まず北斎の名を知らぬ日本人などそういないだろうし、 そうなると、『東海道五十三次』の広重あたりだって含むはずである。 確かに河鍋暁斎や月岡芳年あたりになるとマ二アックなのはわかる。 国宝酒井抱一や尾形光琳などは少し渋すぎるとしても 昨今では、、若冲人気は高いところだし、 なら、その師匠格の歌川国芳あたりはどうか?