映画・俳優 鈴木清順『殺しの烙印』をめぐって2025.02.26時代より感性が先んじる。 まさにそんな映画が鈴木清順による『殺しの烙印』である。 そのことに異議を唱えるのは野暮である。 いや、単におふざけが過ぎた映画と呼べなくもないし、実際そうなのだ。 わけのわからない映画を作るといって 日活を解雇されてしかも10年もの年月を干されてしまった問題作、であるが 今みると、清純の才能の勝利にだれもが嬉々として祝杯を掲げるだろう。 不思議なものだ。