歌川国芳

相馬の古内裏 歌川国芳アート・デザイン・写真

『歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力』のあとに

今、ちまたで浮世絵にスポットライト、との声が聞こえてくる。 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の影響があるとかないとか。 多少世代差もあるだろうが、 ある程度、一般教養としてなら、 まず北斎の名を知らぬ日本人などそういないだろうし、 そうなると、『東海道五十三次』の広重あたりだって含むはずである。 確かに河鍋暁斎や月岡芳年あたりになるとマ二アックなのはわかる。 国宝酒井抱一や尾形光琳などは少し渋すぎるとしても 昨今では、、若冲人気は高いところだし、 なら、その師匠格の歌川国芳あたりはどうか?

アート・デザイン・写真

ロピュマガジン【ろぐでなし】vol.40 ポストパンデミック前編:アートでぶらり、美術鑑賞特集

絵を描くことは実に楽しい時間なのだが、 それと同時に、他人が描いた絵を見るのも、 これまた楽しいものである。 人間の個性とはつくづく、その人にしか宿らないことを教えられる。 絵は言葉とは違うものの、それでも人間性が如実に現れる。 アートとひとことでいっても、落書きもあれば、ファインアートもある。 また、コテコテの現代美術やコンセプチュアルアートまで、実に多種多様だ。 それこそ名の知られた画家の作品はいざしらず、 近頃では、素人画家や日曜アーティストにとって、 表現の場はいくらでもあるし、そのメディアもさまざまである。 デジタルを使えば、瞬間的なアートがその場で生成されてしまう時代だ。