玉石混交充実の秘境の旅、アウラな70’sグラフィティ(前編)
新しい時代の幕開けを告げるかのように 開催された万博のことが、なんとなくうろ覚えだけど、 記憶の片隅に、あるにはある。 世の中のことなんて、何にもわからなかった。 それでも、ぼくはリアル七十年代を生きた。
新しい時代の幕開けを告げるかのように 開催された万博のことが、なんとなくうろ覚えだけど、 記憶の片隅に、あるにはある。 世の中のことなんて、何にもわからなかった。 それでも、ぼくはリアル七十年代を生きた。
さて、これは実に壮絶な女の世界である。 しかも女囚とくる。 設定が多少前時代的なのはご愛嬌。 実に血なまぐさい女臭が半端なく漂うが、 可憐だの可愛いだのそんな甘っちょろい少女趣味は微塵もない。 あくまでも男顔負けのどす黒い情念と権力志向で爛々としている。 それにしても、まるで漫画のような世界である。 ありえないような世界の連続である。 B級にもほどがある。 だが、これが映画なのだ。