『Ryuichi Sakamoto: CODA』をめぐって
坂本龍一の音楽は実に幅広い。 そのアルバムの中では、最も支持するのは 『B-2UNIT』当たりの空気感を 個人的には今尚敏感に想起しているのであるが、 その音のエッジたるや、到底病気を経た、 ある種覚悟を決めたリアルサカモトからは 程遠いような先鋭的な音で構成されている。 まさに教授たる名の全盛期の実験的、冒険的、野心的なサウンドに こちらも若き日の興奮が今も呼び起こされてはくる。
坂本龍一の音楽は実に幅広い。 そのアルバムの中では、最も支持するのは 『B-2UNIT』当たりの空気感を 個人的には今尚敏感に想起しているのであるが、 その音のエッジたるや、到底病気を経た、 ある種覚悟を決めたリアルサカモトからは 程遠いような先鋭的な音で構成されている。 まさに教授たる名の全盛期の実験的、冒険的、野心的なサウンドに こちらも若き日の興奮が今も呼び起こされてはくる。
今日、1月11日はというとマイバースデイ。 1が三つ並ぶ日なので、昔から縁起がいいと言われ 気分は悪いはずもないんですが、 またひとつ歳を重ねたわけで、 どんどん死が近づいているのだな。 でも魂には年齢はないし、それこそ永遠なのだから そんなことには、まったく不安などないのです。 自分は年齢を重ねるたびに軽やかなになっている気がして それはそれで晴れ晴れしい気分、楽観的でさえいるのです。 そんなことをわざわざいったり、考えたりするのが 山羊座生まれの性分なのか、ってことになるのかな? まあいいか。
大島渚の、微塵もクリスマスらしさを感じさせない問題作 『戦場のメリークリスマス』を、映画館で観たのは随分と昔の話で、 いま頭に残っている内容の方はというと、 こころもとなく曖昧なところだが、 なんとなく、大島渚らしくない映画だったような気がしている。