映画・俳優 荒井晴彦『花腐し』をめぐって2025.07.15『花腐し』と書いて(はなくたし)と読む。 『赫い髪の女』や『嗚呼!おんなたち猥歌』など 神代辰巳の映画脚本で知られる荒井晴彦の監督作品である。 その意味はというと、 せっかくきれいに咲いた卯木の花をも腐らせてしまうという、 じっとりと降りしきる長雨のことなのだそうだ。 なかなか風情漂うタイトルである。 劇中にも雨のシーンが度々あって、 そのシーンがなんとも良いのだ。