ゲオルギー・ダネリア「不思議惑星キンザザ」をめぐって
カルトと言っても、おどろおどろしかったり 際物的な表現で誇張されているわけではない。 それゆえに「不思議惑星キン・ザ・ザ」において 「クー」に代表される、実にとぼけていながらも、 不思議な魅力に満ちた雰囲気が 日本でもコアなファン層獲得の一翼を担ったことは想像に難くない。 何ともほっこりとした気分をどう言葉にすればいいかだが、 とりあえず、「クー」といってほほえむだけで その場は和み、気持ちが通じるのがこの映画の面白さだ。
カルトと言っても、おどろおどろしかったり 際物的な表現で誇張されているわけではない。 それゆえに「不思議惑星キン・ザ・ザ」において 「クー」に代表される、実にとぼけていながらも、 不思議な魅力に満ちた雰囲気が 日本でもコアなファン層獲得の一翼を担ったことは想像に難くない。 何ともほっこりとした気分をどう言葉にすればいいかだが、 とりあえず、「クー」といってほほえむだけで その場は和み、気持ちが通じるのがこの映画の面白さだ。
『青い青い海』では大嵐のカスピ海で難破した船に搭乗していた 大の仲良しである二人の若者ユフスとアリョーシャが主人公なのだが、 たどり着いた島で、綺麗な若い娘マーシャに恋をし 言うなれば恋敵になってしまう話を書いた。 そこからがまさにバルネットの本領発揮の喜劇が カスピ海の大時化の海を舞台に、 実に爽やかに、溌剌かつダイナミックに展開されてゆく。