ルネ・クレマン『雨の訪問者』をめぐって
雨の日におすすめする映画、というわけではないけれど、 タイトルにもあるように、雨が印象的なルネ・クレマン『雨の訪問者』。 ルネ・クレマンといえば、『禁じられた遊び』しか知らない人や わかりやすいストーリーに見慣れている人なら ちょっとそのタッチが新鮮に映るかもしれない。 ただ映画としての出来はそれほどでもないかな。 いわゆるいいなと思う派とつまらない派が半々になるタイプだけど これぞフランス的で、ハリウッド映画にはない 細部にまでちょっとこだわりのある画風を作る映画作家 そこはルネ・クレマンの真骨頂だ。