ラウル・デュフィという画家
20世紀初頭、フランス近代絵画史を代表する一人である画家ラウル・デュフィ。 その名前を聞いて、あなたはどんな作品を頭に思い浮かべるだろうか? モネやルノワール、セザンヌといった印象派から影響を受け、 フォーヴィズムの担い手として一時代を築き活躍した画家は、 マティスにその薫陶をえたというべく 鮮やかな色彩の「ニースの窓辺」をはじめとして そのタッチ、現代のイラストレーションにも 多大な影響を及ぼしているであろうこの画風に、 今見ても、新鮮で実に生き生きとした精神の躍動感を感じるだろう。