スパイク・リー『AMERICAN UTOPIA』をめぐって
トーキング・ヘッズの伝説のライブ映画『STOP MAKING SENSE』の感動は 40年たった今も忘れてはいない。 (いみじくも4Kレストアでの公開がきまったおりだ) ダブダブのスーツを着込んだデイヴィッド・バーンの、 クニャクニャダンスが目に焼き付いて離れない。 何より、トーキング・ヘッズ全盛期、 その音楽のカッコよさは、サントラを聴いても今なお十分高揚感がある。 時代が変わり、デイヴィッド・バーンもそれなりに歳をとり 今度はスパイク・リーと組んで、『AMERICAN UTOPIA』という またもやご機嫌な映画を届けてくれた。 集大成? いやいや、新たな歴史がここに始まった、 そう言っても過言ではないだろう。