ジャン=ミッシェル・フォロン

ジャン=ミッシェル・フォロン 《無題》アート・デザイン・写真

ジャン=ミッシェル・フォロン『空想旅行案内人』展のあとに

この展覧会では、こちらベルギーの画家、ジャン=ミッシェル・フォロンの世界が 記号が単に道標ではなく、夢の風向きを指し示していたのを確認できる。 目的地のない旅、目的さえ失って、なおも進みつづける旅人にとっての道標。 きっと、この展覧会に足を運ぶ人であり、私自身さえも誘われる先にあるもの、 個々思いは違えど、人類全体で進むべき道は共通だ。 フォロンの世界の魅力はそんなところにある。

アート・デザイン・写真

ロピュマガジン【ろぐでなし】vol.40 ポストパンデミック前編:アートでぶらり、美術鑑賞特集

絵を描くことは実に楽しい時間なのだが、 それと同時に、他人が描いた絵を見るのも、 これまた楽しいものである。 人間の個性とはつくづく、その人にしか宿らないことを教えられる。 絵は言葉とは違うものの、それでも人間性が如実に現れる。 アートとひとことでいっても、落書きもあれば、ファインアートもある。 また、コテコテの現代美術やコンセプチュアルアートまで、実に多種多様だ。 それこそ名の知られた画家の作品はいざしらず、 近頃では、素人画家や日曜アーティストにとって、 表現の場はいくらでもあるし、そのメディアもさまざまである。 デジタルを使えば、瞬間的なアートがその場で生成されてしまう時代だ。