肩書きチクショウ

●余は古今無双の変人なり。代役などいやしない ゾ-ネンシュターン

はじめに肩書きありき

肩書き研究員:柿本フィリップ麻呂

肩書きなんて・・・そういって頭をボリボリ掻くアナタ、いぶかしげな視線をおくるアナタ。糞食らえ! そう、いってくれてもいいんです。それにはエイドリアン先生もちょっとマッテクダサイ、とギターをギュイ〜ンとならしたかどうかはともかく、ここじゃ肩書きなど、実は、なんの役にも立ちはしないのさ、えっへん。

でもねえ、世の中ってぇのはね、普通じゃ面白くもなんともないんだよな・・・かのスズキな清順監督のように、まあそんな感じで実にアバウト、イイ加減でよろしいのだ。(懐が不快、いや深いともいう) 横文字、たて文字、漢字にロオマジ、マジなんだってOK。ここはいわば、ファジー諸島の離れ島なのよ。

だからこそ、あえて名乗りたい肩書きがあれば、どうぞお好きに、勝手に名乗ってちょうだい、ということにいたそうじゃああありませんか! 暗黙の了解。そう、ちょうど夢の中、眠りの中の絶対的な領域に踏み込んだがごとく、あなたは、実はコントロールできない自由さのなかで、その天然のアナーキズム、混沌の森で、様々な自分に出会っているはずなのだから。それをひとつひとつ処理していると・・・つまりは自分が勝手にアメーバのように分裂し、複数化するのです。そう、勝手についてくる自分の影なんてものは、所詮、金魚の糞なのであ〜る。ふぅ〜ん。

ほんじゃあ、多重人格ってこと? といって片付けられちゃあもともこもないわけで。これは純然たるたるメタ・クリエイティブな科学ですよ、化け学といってもいいかもしれんぞな。そーだす、メチャメチャクリエイティブだす、と風大左衛門こと、いなかっぺ大将丸出しで、ひとり興奮するってわけなのです。そこは糞科学なんて言っちゃあダメダメ・・・本研究員が関わる研究は、それゆえ、パタフィジック研究という名称のもとに真摯に行われており、その分野においては、とどまることを知らない不文律な領域なのですからあしからず。粋のながぁい、つまり、こそこそしない底なしの噺家の呟きってわけですな。

かようなパタフィジック研究、ひいてはロピュール研究が近未来において、今後、何らかの形で評価されようとされまいと、そんなことはどうでもよろしいのだ。なぜって、あんなにどうかしていた(異化シテタ)はずの出来事に、今度は世界が同化(生か)してしまうだけの話なんだから。
そう、それは世界でたったひとつ、ここでしか起こっていない出来事だとしても、同時に、いつなんどきにでも、そこかしこで起こりえることでもあるんじゃなかろうか? いうなれば、同時多発テヘペロだ。それに気づかないのは、返す返すも残念ではあることよ。それが自然に認識されるときこそ、この研究が真の意味を持ち始めるに違いない。けれども、ただそにあることを知ってお終い、ってのも、なんだかサミシイ話なんだなあ。

来るべきその時代、個々だれもが個々の価値観によって成立し、それによって自由に時空を超え、意味を超え、あらゆる束縛を超え、自在なままに自己と他者とを交感いたすであろうことを先見しておくよ。あたかも、植物たちがわれわれの知らない世界でコミュニケートしているようにネ。こうして繰り返される日夜のワークは、直感とアクションと夢想のサイクルによって、作品の具現化を謀らずも図ってしまうものなのだよ。

肩書き研究員:柿本フィリップ麻呂

所属研究員プロフィール名鑑 index

  • 研究員1-10・・・・ロピュール翻訳家・グラグラデザイヤー・ウエビューデザイナー・カラーコーデナイト・ライフアドバイバイザー・ミュージチャン・シンガーソントクライダー・音霊プロジューサー・情熱研究家・迷句アップアアチスト・パロールンローラー・ケイク製造業者・ハイキスト・タンキスト・モノゲンユニット社委嘱翻訳家・こいき文士・えへん作家・暴走作家・マカッセイスト
  • 研究員11-20・・・・どさくさ芸人・一人芝居作家・ヘイユー・ビデオキャメランコリー・ハクションイラストレーター・正確俳優・干すっ人・エキストットラ・魂売らない師・喉話術師・編集&音響イジリッター・あららドーモ批評家・ディスリジョッキー・ナニ師範代・パネ〜リストカッター・ユーチューべー
  • 研究員21-30・・・・フウフウ漫才師・落伍家・ショートツショートツ作家・サイザンスフィクション作家・人生格闘家・強度料理人研究家・倦怠美術作家・素坊主評論家・媚術鑑定士・放蕩グラファー・フォトグラファッカー・ショッピンク映画脚本家・御免てえたあ・イヤ姐・ビジーレスコンサルタント・小雀士・詐棋士
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