ひとりゴット

ひとりゴットォ

元祖ツイッター、はじめに言葉ありき

かつて、ブログは日記がわりの呟きをだらだらと載せていた「ひとりゴット」。文字通り独り言だ。なんだかんだそんなことを5年ほどやって、日々起きることから、適当にテーマを拾って、言葉を駆使してさも的な駄文を練り上げる。そんなことを繰り返していたが、今になって、ふと読み返して見ると、それなりに面白かったりする。完全ノンフィクションのドキュメント、というわけでもないが、それなりの臨場感を伴って、個人的には懐かしい時間と嗜好の跡が刻印されているように思う。自分の書いたものに、うっとりするほどのナルシズムは持ち合わせいないが、中には、自分で書いておきながら、鋭い着眼点やノリノリのグルーブ感を感じさせるものもある。これを創作だと主張するほど、ネタに困っているわけでもないが、根っからのテクスト好きとしては、気に入ったものをアーカイブとして、ここに残しておこうと思う。

ちなみに、絵や音楽と違って、言葉は誰にでもある、人として生きるために最低限必要な道具である。中には、文章を書くのが大の苦手だという輩もいるし、そもそもが面倒だという人間が大半である。それを推して、あなたもやってみればなどと、高みから囁くことはしないが、テキストの快楽というのは、別段資金がいるものでもないし、小説や詩のような、ある程度テクニックを要するものでもない日記のような形態を、こうして日々続けて見ると、案外楽しいものだし、何より、後から読み返すと、新たな発見があったりするのだ。つまり、こうした行為の蓄積は、ある種の自信をもたらせ、何より、自分という人間の成長にも、多少なりと貢献するということが、体験上わかっているのだ。

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