音楽

Japanをめぐって

そこにジャパンという、真可不思議な存在のロックバンドがあった。 リーダーであったデヴィッド・シルヴィアンは、 かつて“世界で一番美しい男”と称されるほどに眩しい存在であり、 その実弟のスティーブ・ジャンセン、 学生時代からの親友ミック・カーン、 同じく校友であったリチャード・バルビエリという 気心の知れた四人で結成されたジャパンは、 その後、広告をツテにやってきたロブ・ディーンを加えた五人で ポストパンク地において、1978年本格的にデヴューを果たした。

映画・俳優

増村保造における若尾文子をめぐって

なんといっても二十作品をも数える 増村作品での彼女の強度を持った眼差しの数々が、 とりもなおさず観たいのだ。 それら増村作品における若尾文子演じる代表的な「女」たち、 なかでも『妻を告白する』『夫はみた』『清作の妻』『刺青』『赤い天使』における、 彼女の生きざまには、ちょっと凄いまでの感動がある。 いやほんとうに、物凄く、凄い。