「lopyu66」の記事

泰安洋行音楽

お正月をウキウキ過ごすためのプレイリスト

昨日とおんなじコンセプトじゃつまらないからと 今日の特集は、“ウキウキ感”にこだわってみました。 どちらかというと、元気になるようなニューイヤーソングを中心に と思ったけれど、それは次に回すとしよう。 でも、結局は、ウキウキすれば どんな音だってウキウキできるんってことなんだけれども。 それを言っちゃ元も子もないか。

Pierre Barouh 1934-2016特集

ピエール・バルー『Le Pollen』をめぐって

だれもがピエールのようには生きられないけど、 少しでもそんな感性を共有できたらなあ、本気でそう思える人である。 人生のホンモノの豊かさを知っている人で、 石(ピエール)のように固いアタマも 石(バルー)のように自由な精神も、 ここにある本当のメッセージを読み取ることが人生の意味なんじゃないのかな? ボクにはそう思える。

龍馬暗殺 1974 黒木和雄 ATG映画・俳優

黒木和雄『龍馬暗殺』をめぐって

時は、安政3年11月13日〜15日にかけての まさに怒涛の幕末の暗殺劇を凝縮した形だ。 いわゆる近江屋事件を、低予算ATG制作、 ドキュメンタリー畑の黒木和夫監督が 豪華な俳優陣を引き連れメガフォンを撮った異色作である。 前衛でありながらも、決して個としての龍馬の魅力を損なず、 そのまま原田芳雄の魅力と相まって この不朽の英雄伝に、一転アウトローが醸す、 人間臭さを大いに巻き込んだ群像劇へと標榜させている。

アパートの鍵貸します 1960 ビリー・ワイルダー映画・俳優

ビリー・ワイルダー『アパートの鍵貸します』をめぐって

好きなクリスマス映画を10本あげてみな、 ってなことをとっさに言われたとして、 『スモーク』に『戦メリ』に、あとなんだっけか? なんて言っているぐらいだから、 そもそもがどうしようもないんだけれど、 で、よく考えてみれば、こいつもクリスマス映画って言えるのかな、 そう思って浮かんだのが『アパートの鍵貸します』

SMOKE 1995 ウェイン・ワン映画・俳優

ウェイン・ワン『スモーク』をめぐって

その名もずばり『スモーク』って映画は、 ニューヨークでたばこ屋を営むひとりの男をめぐる物語。 ポール・オースターの短編 『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』がまずあって、 そこから映画用にオリジナルでオースターが書き下ろした脚本を ウェイン・ワンが映像化した珠玉の映画だ。 日本では90年代にミニシアターで上映され、 多くの人々の心をわしづかみにしたっていう、 とってもハートフルなストーリー。 誰の身にもついてまわりそうな、 それでいてひとつひとつが実に誠実で、 つい心にひっかかってしまう話で構成されている。