アニエス・ヴァルダ

顔たち、ところどころ ©Agnès Varda-JR-Ciné-Tamaris, Social Animals 2016映画・俳優

アニエス・ヴァルダ『顔たち、ところどころ』をめぐって

それにしても、なんてステキな映画だろう。 人生の素晴らしさが、 宝石のように至るところにちりばめられている。 ものすごくホンワカもするけど、 要所要所ヒネリも効いているし、かと言って、 全然こ難しい映画というわでもない。 それでもって全然大作然としていなくて 完璧過ぎるわけでもないから自然に入ってゆける。

Sans toit ni loi 1985 Agnes Varda映画・俳優

アニエス・ヴァルダ『冬の旅』をめぐって

アニエス・ヴァルダの『冬の旅』 (原題は「屋根もなく、法もなく」で、 最初の邦題も、いつしか『さすらう女』へと変更されている。) そうした現実を決して美化することなく ひどく厳しい現実をさらけ出す。 旅とさすらいを同じ目線で語って良いものか? そうした矛盾が暴きだされはするが、その主張はあまりに無情である。 18歳の少女が、そのさすらいの果てに命尽きる映画である。 女路上生活者として生きた数日間、 出会うさまざまな人間を通し回想しながら 彼女の人間像に触れようとする。