神代辰巳『恋人たちは濡れた』をめぐって
海と女体と映画館、そして唄。それだけあれば映画ができる いいか悪いか、そんなことは知ったこっちゃないけれど女の裸がこれほどまで安直に溢れている時代はないのでは、と思う。女の裸はこの世でもっとも美しいものだとは思うが、その...
海と女体と映画館、そして唄。それだけあれば映画ができる いいか悪いか、そんなことは知ったこっちゃないけれど女の裸がこれほどまで安直に溢れている時代はないのでは、と思う。女の裸はこの世でもっとも美しいものだとは思うが、その...
デキる男は指上手 女の人は男の指に惚れるというが、男だって、女の指には何かと目が行くものだ。『白い指の戯れ』か・・・う~む、なんともシンプルだけどスマートで素敵な響きだこと。何よりそのあたり、イメージがすっと浮かぶ。北園...
赫の他人の睦みあい その昔、関西圏で、西郷輝彦主演の『どてらい男(やつ)』というコテコテの浪花商人のテレビドラマをやっていた。花登筺原作、もーやんことひとりの商人がいじめや不条理な扱いを受けながらもたくましく立身出世して...
そんな女たちの生き様が哀しくも、たくましく 滲み出る生活臭ととも描き出される話だ。 途中に挿入される字幕。 そして監修にも名を連ねる滝田ゆうのイラストが これまた絶品なまでの風合いを帯び、郷愁を誘う。 これで、ラストがまた、たまらなく切ない。 「夜霧のブルース」を聞いていると 思わず彼女たちを抱きしめてやりたくなる。 記録に手を貸してやりたい気さえしてくる。 そう、そんな赤線なら、 ついふらっと通いたくなってくる自分がいるのだ。