小沼勝『生贄夫人』をめぐって
廃屋でSM道を突っ走る、生贄たちの狂乱レース 「ねえ、苛めて下さってもいいのよ。どんなお仕置きにも私、耐えてごらんにいれるわ」 映画を見極める視線と、ひたすら官能に酔う視線が決して同じ方向へは向かないのは、当然と言えば当...
廃屋でSM道を突っ走る、生贄たちの狂乱レース 「ねえ、苛めて下さってもいいのよ。どんなお仕置きにも私、耐えてごらんにいれるわ」 映画を見極める視線と、ひたすら官能に酔う視線が決して同じ方向へは向かないのは、当然と言えば当...
肉を縛って、心を放つ、男と女のリビドー道巡り 「官能」というテーマから考えていくと必ずぶち当たるのが、倒錯の美意識である。ここでは、単刀直入にSM映画といってしまおう。かの団鬼六氏によるSM作品の原点にある『花と蛇』は企...
観音か官能か、ツボにハマって元祖SMクイーンに悶える季節 ちょっとやそっとの女のハダカを見せられたって今更驚くような歳でもない。興奮なんてしやしない。さりとて男が枯れちまったってわけでもない。今更、検閲などあってないよう...
地獄にて戯れる、少女たちの復讐のエロス 中高と6年にもわたり、ひたすらむさ苦しい男子だけの学校に通っていたから思春期の男の子のことはそれなりにわかるがこれが女子ともなると、想像の域を超えない。 一般には“箸が転げてもオカ...