文学・作家・本 増村保造『痴人の愛』をめぐって 2021.05.01それでもなお、ナオミは男のロマンたりうるのか? 男というものは、多かれ少なかれマザコンの気があるのだと思う。それはいくつになっても、である。その延長、かどうかはよくわからないが、どうやら自分の理想の女を、あたかもアバター...