佐藤真『阿賀に生きる』をめぐって
悪意と悔いを秘めた志しと眼差し 序:住み込み稼業の映画道の結末とは? ここに名をあげる映画作家佐藤真という人はかつて、とある映画学校の講師をしていた。自分はそこで初めて佐藤氏の作品に触れることになる。そのもとで曲がりなり...
悪意と悔いを秘めた志しと眼差し 序:住み込み稼業の映画道の結末とは? ここに名をあげる映画作家佐藤真という人はかつて、とある映画学校の講師をしていた。自分はそこで初めて佐藤氏の作品に触れることになる。そのもとで曲がりなり...
牛腸茂雄という、ちょっと変わった名前の写真家がいました。 「ごちょう」と読む珍しい名字ですね。 新潟に多いと聞きますが、当人は新潟県加茂市出身、 高校卒業後に上京し、桑沢デザイン研究所で、 あの武満徹なども在籍した実験工房のメンバーの一人だった 大辻清司に写真を学びます。 3歳から胸椎カリエスという奇病を患っていたがゆえに、 若くして他界されているのですが、 ありがたいことに、残された写真は 写真集『SELF & OTHERS』を通して 彼の人となりを朧げながらに見ることが出来ます。